いけばな展・お抹茶のお稽古

  午前中、宝山流さんのいけばな展を見に行きました。お生花から自由花まで春らしいお花が沢山並んでいました。ホッと一息、心和む瞬間です。
今日の掛軸は花は紅、柳は緑。懐紙で色がすきこんであります。
  蜷川先生のお濃茶のお手前。
  中次。

薄茶器・薄茶を入れるための蓋のついた容器です。薄茶器の中で最も使われているのが棗です。平棗・雪吹(ふぶき)・中次(なかつぎ)などもよく使われる形です。茶器には蒔絵・漆絵が施されたものも多く、その文様により道具の取り合わせを考えます。
  雪吹。

茶入・濃茶を小さな壺形の陶器を茶入と呼んでいます。もともとは中国の渡来品である唐物が始まりですが、東南アジア産の島物も渡来しています。千利休以後、日本の国焼でも盛んに作られるようになりました。蓋は象牙で、小さなつまみがあります。中には蓋に象牙の(す)を模様に使ったものがありますが、この場合は(す)が釜付と反対になるように使い、茶杓は茶入の蓋の釜付に置きます。いずれも仕服と呼ぶ袋に入れて使います。特殊な使い方として、棗や割り蓋の茶器に袋をつけ茶入として使うことがあります。
仕服・茶入を入れる袋で、金襴・緞子・間道など、古くは中国から伝えられた名物裂やその写しが使われています。茶入によっては複数の袋が添っています。今日の濃茶は割蓋茶器が金襴手紅葉の仕服に入れてありました。もう一つは松竹梅金襴の仕服です。
  安奈と美桜ちゃん。今日は絵本を頂きました。ありがとうございます。美桜ちゃんパパは、横浜で節電に励んでいます。改めて被災地の皆さんに心よりお見舞い申し上げます。